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あらすじ 
大和朝廷が平安京へ遷都して間もない延暦21年(802年)。朝廷による討伐に抵抗し続け、「悪路王」と恐れられていた陸奥(みちのく)の蝦夷(えみし)の長・アテルイが、ついに征夷大将軍・坂上田村麻呂に降伏、斬首される。勝者である朝廷側が「御伽草子」で語り継いだごとく、そして今も教科書で教わる歴史のように、これにて“鬼”退治は一件落着・・・・果たしてそうなのだろうか?  いや、敗者となり“人間”としての誇りすら奪われた罪なき蝦夷たちの怒りと哀しみの炎が消え去ることは、その後も決してなかったのだ・・・・。
迎えた延暦23年。平定した蝦夷を監督するため、都から若き軍人・安倍高麿(あべのたかまろ)が胆沢城(いさわじょう)に赴任してくる。敬愛する田村麻呂から授かった、蝦夷の隠れ里「鉄の谷」の探索という極秘任務を遂行すべく勇む高麿は、どこからともなく現れた“謎の若者”に導かれ、ついに目的の地へとたどり着く。だがそこで待ち受けていてのは、大和による侵略で無惨なまでに虐げられ続けた蝦夷が語る衝撃的な真実だった。蝦夷の男たちや、大和に連れ去られた過去を持つ盲目の女アケシらと交わるうち、高麿はこれまで自分が信じて疑わなかった勧善懲悪の歴史と、真実のそれとには、恐ろしいほどの隔たりがあることに気づく。ついには大和と蝦夷が共に手を取って暮らせる未来のために立ち上がろうとする彼らに、希望の光は射し込むのか?

チラシ
舞台写真

メッセージ
大和朝廷はなぜ蝦夷を討たなければならなかったのか。それは民衆を「情報操作」する為にわかりやすい「悪役」が必要だったからではないか、という視点で物語は書かれています。 この構図は現代まで歴史の要所要所に必ず顔を出す構図です。 伝えられる書物などで描かれている史実は事実なのか?溢れる情報に惑わされていないのか?
鬼と呼ばれ、悪役にされている人たちの叫びは、人間としての誇りを奪わないで欲しいという訴えであったのではないかと思うのです。
情報に泳がされている世の中の人々に警鐘を鳴らすべく舞台は創られました。
全てを溶かし新しいものを作り出すという再生の意味を込めた舞台美術の中、TS作品の中で最も多い33名の出演者が、幻想的な踊りから迫力ある殺陣場面まで、熱気溢れる古代の人々の思いを演じ、多くの方より賞賛を頂きました。
TSオリジナル10作品目となったこの「AKURO」も多くのお客様に受け入れられ、今、最も再演希望の多い作品です。

出演
坂元 健児、吉野 圭吾、彩輝 なお、駒田 一、今 拓哉、平澤 智、他

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